第3回エコチル食の安全・安心バスツアー
毎日暑い日が続きますがみなさまお元気ですか。
エコチル環境イベントディレクターの太田(お〜ちゃん)です。
今回は7月29日に行われたイベント「第3回エコチル食の安全・安心バスツアー〜中央卸売市場で”食品Gメン”を体験!!〜」の報告をさせていただきます。
このバスツアーは、札幌市保健所が主催して行われたもので、札幌市民の台所・札幌市中央卸売市場で食の安全・安心を守っている”食品Gメン”こと「食品衛生監視員」のお仕事を体験し、食の安全・安心に関する理解を深めてもらおうというのがテーマ。エコチルはそのお手伝いをしました。
※1回目、2回目の「エコチル食の安全・安心バスツアー」の報告は以下をご覧ください。
http://www.advcom.co.jp/ecochil/2011/01/post_48.html
朝早くて少し眠たそうな参加者のみなさま。
まずは札幌市保健所 食の安全推進課 畠山(はたけやま)主査よりご挨拶をいただき、バスは札幌市中央卸売市場へと出発しました。

バス到着後(財)中央卸売市場協会説明係の鷹(たか)さん、野上(のがみ)さんのご案内で場内へ移動。
市場内はとても広くて、なんと!端から端まで250mもあるそうです!
反対側の壁が遠くて見えません。

青果棟会議室へ到着。
この中央卸売市場の中で、日夜食の安全を守っている”食品Gメン”、札幌市保健所 食の安全推進課 市場検査係 工藤(くどう)係長に、「食品衛生監視員」のお仕事について紹介していただきました。


いよいよ市場の中を見学開始です!
最初に見学したのは、くだものや野菜のせりをしている「青果棟(せいかとう)」です。
夕張メロンのシーズン最初のせりで100万円の値を付けたのがこの場所だったのです。
せり人や仲買人の威勢の良い声と活気にビックリ気味の子どもたち。

これだけ山積みの箱が1日でせりにかけられ、値段が決められていきます。
今はメロンが旬ですが、秋にかけてはサクランボやナシなどの果物が主流となるそうです。

市場での様々な仕事をビデオで紹介するコーナーがありました。
みんな真剣に鑑賞中。

市場協会の鷹さんは30年間せりに関わっていたプロ中のプロです!
せりで行われている手の動きは青果と鮮魚では指の動きが違うことの説明を受けています。
ちなみに、この手の動きは「3」を表しているのです(普通の3と何が違うかな?)。

場内の展示室にはせりや市場に関わる貴重な資料が展示されています。
帽子には色や種類、番号一つ一つに意味があり一目で区別できることを知り納得。

ターレットと呼ばれる荷物移動用の台車が市場内を行き交います。
こんなに小さいのに1トンもの荷物を積めるというからすごい!

現在使われているターレットは、鮮魚や青果に臭いや排気ガスが付かないように天然ガスを燃料としています。
以前はガソリンを燃料としていたそうですが、お金をかけ改造して天然ガス仕様にしたそうです。
環境への配慮はさすがですね。

昔は重さを量るために小さな重りを何個か引っ掛けて重さを量るこんな機械で計っていました。
今では便利な電子計りを使っているそうです(写真は体重測定中)。

展示室の見学が終わると高級鮮魚の生マグロを見るために水産棟(すいさんとう)へ移動!
鮮魚のせりは終わっていましたが、目の前に横たわるマグロは迫力満点!

ここでいよいよ食品Gメンの秘密兵器の登場です!
「放射(ほうしゃ)温度計」という赤外線を使って温度を測定する温度計です。
これを使えば、ものに触れずに温度が測れます。
マグロの温度測定の様子。

マグロやゆでダコなど、目の前にある鮮魚を監視するチビッコ食品Gメンたち。
「ゆでだこは2℃だ!」「マグロは10℃なんだね」との歓声と共にバインダーに記録していきました。

市場には仲卸(なかおろし)のお店がズラリと並んでいますが、ここで買うことができるのは登録業者だけ。一般の人がここに入ることはできません。
新鮮な魚や珍しい魚が並んでいて一つ一つ食い入るように見学しています。

鮮魚の見学も終わり、朝も早くて小腹も空いたので小休止。
その後、白衣に着替えて本格的に食品Gメンに変身!いよいよ食品衛生監視員に挑戦です!

検査室には大きな冷蔵庫の他に温蔵庫、フラスコやビーカーなど理科の実験室のような機器がズラリと並んでいます。

検査室では市場内で売買されている食品の食品添加物や品質管理状態を検査します。
これは食品添加物の一種である着色料。
食品によって使ってはいけない着色料があるので、違反の着色料が使われていないか検査するのです。

最初の実習は手洗いチェックの実習です。
汚れに見立てた液体を手にかけて、その汚れを落とそうとゴシゴシ石鹸で洗います。

洗い残しがある場合には、ブラックライトの光に当てると反応して光るのです。
あれだけ洗ったつもりでも意外と汚れが残っています(あれ?少し光っている:笑)。

次は汚れ度を量るルミテスターで実験です。
汚れていると思う部分を水に濡らした棒で拭き取り、薬品の中に入れてテスターにかけると汚れが数値で示されるという優れもの。
まな板の汚れ方をチェックしてみたら、
昨日使ったまま洗わないでいたまな板は汚れ方が高数値を示して一同びっくり!
使っていないまな板より1,000倍も汚れていました!
まな板は菌が繁殖しやすいようで、使ったらすぐに洗わないといけないことを学びました。

最後に食器の汚れ度を測定するヨウ素でんぷん反応の実験です。
汚れが残っていると黒っぽく残るのですが・・・。
あれだけ洗ってもやっぱり残っていました。

今回の食の安全・安心バスツアーを通して学んだことは
私たちが安心して野菜や果物、魚などを食べることができるのは
市場関係者や札幌市の食品衛生監視員の方々が、
毎日朝早くから働いて、食品に関するいろいろなルールを守ったり、
注意深く検査をしてくれているおかげなんだということでした。
今回は実際に汚れ具合の測定や実験など、食品衛生監視員の仕事の一部を体験することで、その大変さと重要性がよく分かったと思います。
参加者のみなさん、市場関係者のみなさん、札幌市保健所のみなさん、ありがとうございました!
みんなで集合写真(展示室より水産棟を望む)









































































































































































































































































































































































































































































































